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住宅の通知表→「住宅性能評価」をわかりやすくおさらいします。

おしらせ 2019/05/03

こんにちは。
共働き世帯応援住宅のグランドデザイン株式会社です。
先日桜川市真壁町飯塚でOPENした『グランドフィールド飯塚』には
・第三者による住宅性能評価
・最高ランクの耐震等級3

という、安心して住んでいただくための2つの基準をクリアしています。

この『住宅性能評価』、とてもいい制度ですが、世間ではなんとなくしか知られていないもの。
知って頂ければ家づくり、家選びのヒントとなること間違いなし!の制度ですので、このページでできるだけわかりやすくお伝えできればと思います。

1.住宅性能評価とは、『住宅の通知表』

住宅性能評価とは2000年に『住宅の品質確保の促進等に関する法律』として創設された制度です。
それまで住宅―カー、建設工法によってバラバラだった住宅の性能評価を共通の基準で行うために作られました。

客観的に性能を評価できる第三者機関を設置して、共通の基準で住宅を評価することで、住宅購入を検討している方が比較できるようになりました。

つまり、住宅性能評価は人間で言うところの『通知表』のようなもの。
高品質な住宅に必要な項目ごとを調査してそれらを数値化するものです。

2.住宅性能の評価基準項目はどんなものがあるの?

住宅性能の表示基準には、10分野の評価項目があり、そのうちの4分野が必須項目となっています。
この必須項目は、住宅の購入を検討している方々の『関心が高い項目』、『建設後では調査しにくい項目』が選ばれています。

【住宅性能評価基準】
1.構造の安定(最高4等級)★
2.火災時の安全
3.劣化の軽減(最高3等級)★
4.維持管理への配慮(最高3等級)★
5.温熱環境(最高4等級)★
6.空気環境
7.光・視環境
8.音環境
9.高齢者等への配慮
10.防犯
※★印が必須項目。等級の数字が大きいほど性能が高いことを表します。
※『グランドフィールド飯塚』では上記4分野のうち「構造の安定」、「温熱環境」、「維持管理」の3つで最高等級を取得しています。
各項目を簡単に説明すると、

1.構造の安定
地震など災害時における倒壊のしにくさ、損傷の受けにくさについて評価する項目です。

2.火災時の安全
住宅の燃え広がりにくさや避難のしやすさなどを評価します。

3.劣化の軽減
柱や土台などの耐久性を評価します。

4.維持管理への配慮
配管などの点検、清掃、補修のしやすさ、更新対策などの評価です。

5.温熱対策・エネルギー消費量
省エネルギー対策として、壁や窓の断熱・結露防止などの評価です。

6.空気環境
シックハウス対策と換気についての評価です。

7.光・視環境
東西南北および情報の5方向について採光性能を評価します。

8.音環境
おもに、共同住宅を対象に遮音性能を評価します。

9.高齢者等への考慮
バリアフリー度や段差など、移動の安全性を評価します。

10.防犯
開口部からの侵入防止策など防犯対策について評価します。

以上の10項目によって、住宅性能評価が調査されます。
ここで大事なことは『すべての等級が最高等級である必要はない』と当社は考えています。
例えば窓を大きくすると、地震に対する等級は低くなる可能性もあります。
地震被害は命の危険を伴うもので、疎かにできるものではありません。
そういった取捨選択をプロとして行っていくことで快適な暮らしがつくられるものと考えています。

3.結局、住宅性能評価にはメリットがあるの?

結論として、もちろんあります!
一生に一度の買い物と言われる住宅購入で、家の性能というわかりにくい部分を第三者が適切な基準で評価してくれるというのは大きな安心材料にもなるのではないでしょうか。
大きなメリットがあるとはいえ、やっぱり若干のデメリットもありますので、両方を整理して以下にまとめます。

【メリット】
▼事前に住宅性能について判断できる
住宅の性能が共通の基準で数値化されているため、専門知識がなくてもわかりやすい。

▼地震保険の優遇
最高ランクである『耐震等級3』では、地震保険の割引率50%が適用になります。

▼転売時に適正な資産評価が受けられます
『住宅の通知表』である住宅性能評価書があることで、資産評価が正当に評価されます。

▼品質の評価
国が指定した第三者機関が、客観的で公平な品質評価をしています。

住宅ローンの優遇
金融機関や公共団体の住宅ローンを移用する際に、金利優遇が受けられます。

▼トラブルの際、紛争処理機関が対応
1件あたり1万円の申請料で、住宅専門の機関が間に入り、あらゆる紛争処理を依頼できます。

【デメリット】
いいことづくめに見える住宅性能評価ですが、最大のデメリットは建築コストが上がってしまうことです。
各項目の等級を上げるために構造計算等をすることになり、申請の費用なども加算されることが原因です。
これらは、上記の保険料・ローン金利の優遇などと合わせての判断が必要になります。

4.まとめ

いかがだったでしょうか?
項目が多い分だけわかりにくい面もある制度ですが、住宅購入を検討されている方にぜひ知って頂きたい制度でしたのでまとめてみました。

『家は一生の買い物』とよく言いますが、裏を返せば後悔も一生です。
これから家づくり・家選びを開始される方々はぜひ住宅性能評価についても少し気にしてみてください。

当社では、住宅性能評価を取得した家事楽の家『グランドフィールド飯塚』が好評分譲中のほか、当社在籍のフィナンシャルプランナーによる家づくり・ローン相談会を随時開催しております。
気になることや、なにから始めればいいかわからない、という方はぜひお気軽にご相談ください。

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